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6月18日に神楽坂ラウンジのセミナー、「ブレンデッドウイスキーをつくってみよう」の第3回目を開催する。受講者のみなさんに、ブレンダーを体験していただくセミナーだ。ブレンダーとは、ウイスキーの調合師のこと。誰もが知っていて、かつ人気の高いブレンデッドスコッチをお手本に、ご自身で実際にウイスキーを混ぜ合わせていただきます。
近年は世界的なシングルモルトブームだが、そのブームの礎となったのはブレンデッドウイスキーであり、スコッチの歴史はブレンデッドの歴史だと言い換えることもできる。また、複数のシングルモルトを混ぜることにより、それぞれが他のモルトを引き立てあい、1+1が3にも4にもなる相乗効果を生み出すことも可能だ。
ただ、あくまでも「ブレンドを楽しむ」ことに主眼を置いたセミナーであり、またお手本に対する「正解」はありません(ブレンド比率など、詳細は非公開)。難しく考えず、ブレンダー体験をお楽しみいただけたらと思う。お手本のブレンデッドウイスキーは、第1回がジョニ黒、第2回がフェイマスグラウスだった。さて今回のお手本は・・、どうかお楽しみに!
【日 時】
2017年6月18日(日) 14:00~16:00 開場13:30
【会 場】
酒育の会 神楽坂ラウンジ
東京都新宿区神楽坂3-1 美元ビル3F (Bar Fingal の3階)
【会 費】
6,000円(税込) 当日現金でお支払いください。
去る5月26日、西武所沢店の地下1階の「酒蔵」に、M's Tasting Room と同様の「ウイスキー量り売り」のコーナーを開設した。樽はブレンデッド、スペイサイド、ハイランド、アイラの4種類で、ブレンデッドは私が調合した西武所沢店のオリジナルウイスキーだ。ブレンデッド以外の3樽はシングルモルトだが、蒸留所の素性はやむなき事情でシークレットとさせていただいている。
なお西武所沢店の「ウイスキー量り売り」コーナーは期間限定ではなく常設で、私も月に1~2回は店頭に立たせていただく予定。お近くにお越しの際は、お立ち寄りいただけたら幸いだ。
【ブレンデッド】
色は輝くゴールド。アロマはフルーティで軽やか。洋梨やキウイ、ライムピールなどの香りが心地いい。フレーバーにはアプリコットやチョコレート、クローブなど。
【スペイサイド】
色は淡いゴールド。アロマはドライですっきりしていて、薬草やミント、シトラスなども感じる。フレーバーはスパイシーでフルーティ、そしてかすかにアーシー。
【ハイランド】
色は淡い琥珀。アロマは甘く、香ばしい麦芽。そして濃厚な蜂蜜に、オロロソシェリーのニュアンス。フレーバーはヘーゼルナッツクリームと、サルファリーなコク。
【アイラ】
色はオレンジがかった琥珀。アロマはスモーキーで、温かな潮風とのバランスがいい。フレーバーにも強烈な燻香を感じるが、オランジェットのように甘い。
去る7月15日、東京・板橋にリカーショップ「M's Tasting Room」をオープンした。購入前に試飲ができることでおなじみの、お酒のネットショップ「saketry (サケトライ)」と、ウイスキーアドバイザーとして不肖私とのコラボレーション企画の酒屋だ。
飲んだことのないウイスキー、たとえばボトラーズもののシングルモルトを購入する際、もし好みの味でなかったら・・という不安はユーザーには当然の心理だといえる。その不安を払拭するのが「購入前の試飲」だ。また蒸留所の評判やハウススタイルなどで、ウイスキーの味には先入観を持ってしまいがちだが、少量の試飲はマイナーな蒸留所の「埋もれた逸品」を探す手助けにもなる。
M's Tasting Room で取り扱う酒は、私の専門分野であるスコッチウイスキー、しかもシングルモルトがメインだ。世界的に見てウイスキーは、ここ数年空前のブームだといえる。スコッチは昨年、一昨年と、輸出量、輸出額ともに対前年比でマイナスとなってしまったが、先進国に限っていえば需要は相変わらず堅調だ。特にシングルモルトの伸びが、全体の数字を押し上げており、それを裏付けるようにスコットランドに新しい蒸溜所が次々と建設されている。ウイスキー全体で見た場合、まだまだ勢いは止まっていない。
なお日本国内におけるウイスキー市場の動向だが、現在は微増傾向にある。1983年をピークに、長いこと右肩下がりだったウイスキーの消費量は、統計的には2008年には底を打ったと見ることもできる。そのきっかけになったのは、サントリーが旗振り役を務めた「ハイボール」ブームだ。このハイボールがブレイクした結果、ウイスキーファンのすそ野は確かに広がったが、その後の展開は足踏み状態であるようにも思える。
やや停滞気味の我が国のウイスキーブーム、ウイスキー文化の振興に、M's Tasting Room がわずかでも寄与できたら嬉しい。
※追記
2017年より、営業日時が以下のように変わりました。お間違えのないよう、よろしくお願いいたします。
オーガニック原料にこだわった、シカゴのクラフトウイスキー「コーヴァル」。このコーヴァルのバーチャルセミナーが、9月28日(月)夜に開催された。
バーチャルセミナーとは動画配信サービス USTREAM を利用し、インターネットを利用できる環境であれば自宅にいながらセミナーに参加できる新しいサービス。チャットを使えば、リアルなセミナーのように質問も可能であり、ブロードバンドの恩恵を享受した画期的なセミナー形式だといえるだろう。
今回は、米シカゴのコーヴァル蒸留所と東京のスタジオを生中継でむすび、社長のソナト・バーネッカーさんにコーヴァル蒸留所の製品の魅力などを語っていただいた。通訳は、同蒸留所にお勤めの小嶋冬子さん。東京のスタジオでは、ラジオのパーソナリティや声優としてご活躍の渡辺美潮さんがMCとして、そして私がコメンテーターとしてスタンバイした。
第1回目ということもあり、出演者やスタッフ全員の緊張が張りつめた中での番組進行だったが、大きなアクシデントもなく、おかげさまで無事に放送を終えることができた。諸々至らない点もあったかとは思うが、セミナーにご参加くださった視聴者の方々には、心からお礼を申し述べたい。また、スコッチモルト販売のスタッフ各位、コーヴァル蒸留所の皆さん、渡辺美潮さんにも深謝申し上げる次第だ。
従来のウイスキー用のテイスティンググラスには、香りと味の双方を十分に楽しめるものが少なく、若干の物足りなさを感じていた。その不満を解消すべく、このたびオリジナルデザインのテイスティンググラス「コスモス」を開発した。製作を請け負ってくださった木村硝子店には、厚くお礼申し上げる次第だ。すでにFacebookでも告知し、先日のTokyoインターナショナル・バーショー2014でお披露目したので、ご存知の方も多いとは思うが改めて紹介したい。
一般的にテイスティンググラスの形は、飲みやすさが考慮されているとノージングの機能はダウンし、反対にノージング機能を高めると飲みにくくなってしまう。ノージング機能は高いが、飲みにくいグラスの代表的な例はグラッパグラスだろう。グラスのウエストが急角度で絞られ、アロマが外に逃げにくい構造になっているが、こういう形のグラスは大きく傾けなくては(顔を上に向けなくては)酒を口に含むことができず、流し込む量とスピードのコントロールが難しい。またノージング特化型のグラスは、概して飲み口の口径が小さく、その点でも飲みやすいとはいえない。
「コスモス」のコンセプトは、“高いノージング機能をそなえながらも、飲みやすさを犠牲にしないこと”だ。グラスの底部を大きく膨らませることで、アロマの保持力高めつつ、首と胴のつなぎ目のエッジを適度に滑らかにすることによって、ノージング機能と飲みやすさの両立を実現した。豊かに香りを味わい、スムースな飲み口を愉しむ。そんなテイスティングタイムをお届けできたらと思う。
10月1日より、お酒のショッピングサイト「saketry (酒トライ)」で販売を開始するので、ご興味があればぜひ!(1脚 \2,970 税抜 ※蓋は別売り)