Whisky topics covered by M's Bar
【カレンダー】
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
【最新記事】
(06/15)
(06/08)
(08/17)
(10/01)
(09/25)
(05/03)
(03/28)
(03/15)
(02/08)
(02/03)
(06/11)
(05/21)
(04/25)
(04/17)
(03/03)
(01/26)
(12/31)
(11/25)
(10/10)
(09/25)
(07/05)
(06/26)
(05/05)
(04/08)
(03/28)
【アーカイブ】
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
製造元はシスル・プロダクツ社というメーカーで、オートケーキやクッキーをはじめ、ファッジ、トフィ、チョコレートなどを作っている。商品はケアンズヴォア(Cairnsmhor)というブランド名で発売されている。
ハギスをご存知ない方もいらっしゃるだろうから簡単に説明すると、ミンチにした羊の内臓(心臓、肝臓、肺など)と、脂肪分やタマネギ、オートミール、そして様々なハーブやスパイスとを一緒に混ぜこんだスコットランド料理のこと。伝統的な作り方ではそれを羊の胃袋に詰めて煮込むのだが、現代ではプラスティックの袋で代用したりそのまま煮込むことも多いようだ。レシピだけを聞くとゲテモノ的な色彩を強く感じるが、実物はやや脂っこいひき肉料理といった風情で至ってまともだ。私も大好物である。
オートケーキもあまり日本では馴染みがないが、オートとはオーツ麦のことで、えん麦やカラス麦とも呼ばれる。余談になるが、今でこそ健康食品として注目を集めているオーツ麦もかつては労働者階級の主食だったという歴史もある。イングランド人が「イングランドでは馬しか食べないオーツ麦を、スコットランドでは人間が食べている!」とスコットランド人を皮肉ったところ、「そうとも! だからこそイングランドでは優秀な馬が育ち、スコットランドでは優秀な人間が育つ!」と切返したなんていう話も有名だ。
ともあれ、ハギス風味のオートケーキなんてものが発売されるのは初めてのことらしい。機会があればぜひ試食してみたいものだ。
PR
この記事にコメントする
【プロフィール】
HN:
MUNE
HP:
性別:
男性
自己紹介:
1990年頃、スコッチウイスキーの魅力に開眼、次第に傾斜を深めていく。1998年、ウェブサイト「M's Bar」を開設、書き溜めていたシングルモルトのテイスティングノートを公開。2005年、ウイスキー専門誌「THE Whisky World」の発足メンバーに。現在は、試飲のできるリカーショップ「M's Tasting Room」の運営に携わり、ウイスキー関連のイベントでは講師やアドバイザーなども務める。著書に『うまいウイスキーの科学』(ソフトバンククリエイティブ)など。
【ナビゲーション】
【ブログ内検索】
【広 告】