エムズ・ウイスキー・ダイアリー とてもシェリーなラフロイグたち 忍者ブログ
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laphroaig0.jpgラフロイグの新商品が今年の10月にリリースされるとのアナウンスが、フォーチュン・ブランズ社より先日あった。1980年ヴィンテージの27年ものだとのこと。詳細はまだ知らされていないので画像から判断するしかないのだが、ラベル部分が不鮮明で半分くらいしか読み取れない。だが、どうやらオロロソシェリー樽熟成100%のラフロイグらしい。度数は51%で、アウトターンは950本。価格は500ポンド(約120,000円)だとのこと。ラベルにはマスターブレンダーのロバート・ヒックスと蒸留所マネージャーのジョン・キャンベルのサイン、並びに通し番号が印刷されてある。

一昨年に出された1974年ヴィンテージの31年が驚異的に旨かったので、期待したいところなのだが・・・。シェリー樽ものってのは、何かとリスキーだからねえ(汗)。

bottle25smallsize.jpg今月の初め頃だったか、25年ものが発売されたニュースはまだ記憶に新しい。先日配信されたフレンズ・オブ・ラフロイグ(会員制のオフィシャルファンクラブ)のニュースレターでも紹介されていた。この25年ものにもオロロソシェリー樽で熟成された原酒がヴァッティングされてある。なお、バーボン樽原酒との配分比率は不明だ。ちなみにシェリー樽の種類はパンチョンのセカンドフィルだそうで、シェリーの風味が支配的にならぬような気遣いは一応してあるらしい。こちらの度数は40%で、アウトターンは2,500本。価格は150ポンド(約36,000円)だ。木製の黒いギフトボックスに収められている。

この蒸留所は、オフィシャルボトルにはバーボン樽ファーストフィル熟成のモルトしか使わないというのが基本スタンス。個人的にはそのスタンスを支持しているので、今後の動向はとても気になる。

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【プロフィール】
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MUNE
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自己紹介:
 1990年頃、スコッチウイスキーの魅力に開眼、次第に傾斜を深めていく。1998年、ウェブサイト「M's Bar」を開設、書き溜めていたシングルモルトのテイスティングノートを公開。2005年、ウイスキー専門誌「THE Whisky World」の発足メンバーに。現在は、試飲のできるリカーショップ「M's Tasting Room」の運営に携わり、ウイスキー関連のイベントでは講師やアドバイザーなども務める。著書に『うまいウイスキーの科学』(ソフトバンククリエイティブ)など。
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