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ロシアで酒といえばウオツカと相場が決まっているが、近年ではジャパニーズウイスキーの人気が高まっているとのこと。
7月12日付けの中日新聞朝刊によると、売れ行き好調の背景にはロシア人富裕層の「ウオツカ離れ」と「日本ブーム」があるようだ。ロシアではここ数年、ウオツカの生産量は毎年2~3%減少している。これに代わり、伸びているのがウイスキーだ。
一方で、ロシアはいま空前ともいえる日本ブーム。すし店はモスクワで200店を超え、日本の陶器や化粧品専門店も増えている。電化製品や自動車に代表されるように「日本製なら高品質で信頼できる」という消費者心理がロシア人に染みついており、これを逆手に「ヤクザ」「ゲイシャ」といった言葉を商品名に冠する「偽日本製品」も出回っているほどだそうな。
サントリーは昨年末からロシアでの市販も開始している。現地での販売代理人によれば、売上金額ベースでは半年間で当初目標の130%に達しているとのこと。最も高い山崎18年などは入荷すればすぐに売れてしまい、常に在庫ゼロの状態だとか。
また今年4月、ロシアでは初めてのサントリー・バー「Hibino」がモスクワ中心部でオープンしている。高い価格設定ながらも売れ行きは順調とのこと。サントリー「角」がシングル(50cc)でなんと250ルーブル(約1,200円)、「オールド」は300ルーブル(約1,440円)、「山崎18年」に至っては1,800ルーブル(約8,640円)。いずれも日本で飲む三倍以上の価格だろう。いや、〇国ホテルの〇〇〇ド・〇〇〇〇〇ル・バーで飲めば、これくらいは請求されるか。日本人の客は日本での価格を知っているから飲んでもせいぜい角やオールドだが、ロシア人客は山崎、響クラスでも抵抗なく飲むそうな。
ロシアでの日本製品の流通に詳しいポイント・パサート社のストロギナ社長は、日本のウイスキーについて「日本の食文化への人気が高まっている今、ジャパンウイスキーへの関心も高まる。スコッチのように食後酒でなく、食べながら飲めるという日本ウイスキーのコンセプトはウオツカと同じ。それもロシア人に受け入れやすいかもしれない。」と話しているという。低価格帯のものは確かにそうかもしれない。だが、山崎18年や白州18年、響17年、30年あたりを水割りにして、食中にがぶがぶ飲むのはちょっとねえ・・・。
追記:
7月12日付けの東京新聞朝刊にも、同様の記事が掲載された。