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前回の記事でも取り上げた「モルトアドヴォケート」のジョン・ハンセル氏のブログだが、2月6日付けのボウモアに関する記事はとても興味深い内容だ。
昨年の秋に新しいブラック・ボウモアがリリースされたことはまだ記憶に新しいが、実はこのボトル、『1964ヴィンテージ3部作』の第1弾なのだそうだ。今年にはなんと第2弾のホワイト・ボウモア、そして来年にはレッド・ボウモアがリリースされる予定だという。ただし、マスター・ブレンダーのイアン・マッカラム氏によれば、レッド・ボウモアは現時点では暫定的な呼称で色は変更される可能性があるとのこと。
さて、素性への興味をかきたてられるのが、レッド・ボウモアだ。ホワイト・ボウモアは、バーボン樽で寝かせたものらしい。このあたりはまあ想像がつく。レッド・ボウモアについて「何かワイン系の樽でウッド・フィニッシュさせるのでは?」と、ハンセル氏がマッカラム氏にさぐりを入れたところ、はっきりと肯定はしなかったものの「レッド・ボウモアは今まさに造っている真っ最中です。どんな色になるかは、“最後の樽”をどれにするかにかかってるんですよ。」と、あっさり認めたらしい。
ちなみに価格だが、新ブラック・ボウモアはおよそ2,000ポンド(50万円)。となればホワイト・ボウモアとレッド・ボウモアも、おおよその見当はつく。60年代に蒸留されたボウモアが、この上なく素晴らしいという考えに賛同するには決してやぶさかではない。しかしオリジナルのブラック・ボウモアが、1993年の発売当時には97ポンド(約20,000円)で購入できたことを思うと、なんだかなあとは思ってしまう。
最後に5つのブラック・ボウモアのデータを載せておく。何かの機会に、お役立ていただけたら幸いだ。
Distilled | Bottled | Age | Alc. | Out Turn | Cask | |
Black Bowmore (1st Edition) |
1964 | 1993 | undiscribed | 50 % |
2,000 | oloroso sherry butt |
Black Bowmore (2nd Edition) |
1964 | 1994 | undiscribed | 50 % |
2,000 | oloroso sherry butt |
Black Bowmore (3rd Edition) |
1964 | 1995 | undiscribed | 49 % |
1,812 | oloroso sherry butt |
Bowmore (for Oddbins of the UK) "Black Bowmore II" |
1964 | undiscribed | 35 years old |
42.1 % |
undiscribed | hogshead |
Black Bowmore 42 yo |
1964 | 2007 | 42 years old |
40.5 % |
undiscribed | oloroso sherry butt |