10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
『モルトアドヴォケート』のジョン・ハンセル氏の2月26日付けのブログに、キニンヴィに関する記事が載った。来月の27日にロンドンのヒースロー空港にオープンする『ターミナル5』を記念して、オフィシャルのキニンヴィ17年が500本限定で発売されるという。ファーストボトリングではないのだが、幻のモルトと呼んでさしつかえないキニンヴィのリリースはちょっとしたニュースだ。ちなみに、空港内の免税店のみでの取り扱いとなる模様。
製品名は『へーゼルウッド・リザーブ(Hazelwood Reserve)』になるという。へーゼルウッドの名でのボトリングは3回目となるが、すべてがキニンヴィのシングル・モルトというわけではない。
Real Identity | Bottled | Age | Alc. | Out Turn | Sup. | |
Hazelwood (1st Edition) |
Vatted Malt |
2001 | 20 yo |
50 % |
? | not for sale |
Hazelwood 105 (2nd Edition) |
Kininvie Single Malt |
2006 | 15 yo |
52.5 % |
About 1,500 |
|
Hazelwood Reserve (3rd Edition) |
Kininvie Single Malt |
2008 | 17 yo |
? | 500 |
またプレスリリースには、「ドライフルーツと、強烈なオーク風味のスパイスを伴ったナッツの香り。」といったテイスティングノートが記されているらしい。
さて価格だが、700アメリカドル(およそ74,000円)だそうな。これは苦笑するしかあるまい。まあ、コレクターズアイテム的な要素を考えればありえない価格ではないのかもしれないが、近年のプレミアム系シングル・モルトの価格高騰ぶりには本当に閉口する。
なおへーゼルウッドというのは、キニンヴィ蒸留所の近くに建っている屋敷の名称だという。ウィリアム・グラント&サンズ社の創業者ウィリアム・グラントの孫娘であるジャネット・シード・ロバーツ女史(今年の8月でなんと107歳の誕生日を迎える!)が、1993年以来住んでいるとのこと。
モンキー・ショルダー(ウィリアム・グラント&サンズ社が所有する3つの蒸留所、グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィの原酒だけから造られているモルト・ウイスキー)は、なかなか秀逸なヴァッテド・モルトだと思う。ファーストボトリングのキニンヴィ(すなわちへーゼルウッドの2nd)の評判は決して芳しいものではなかったが、本来の実力ではなかったのだと思いたい。セカンド・キニンヴィには、価格に相応しいパフォーマンスをぜひ見せて欲しいものだ。
Glen Scomaと書かれた方はLimburg Whisky Fair用にボトリングされたもので、Cool Celticと書かれた方はBonnで開催されたCool Celtic Fair用にボトリングされたもののようです。
Aldunieは300本あまりがボトリングされているようですが、両方を合わせた本数なんでしょうか?それともGlen Scomaとかかれた方だけの本数なんでしょうか?
スキンダー氏の店でCool Celticと書かれた方が販売されているようですが、この価格を見るとオフィシャルのHazelwoodはめちゃくちゃ高い気がします。