10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
春から初夏への移り変わりを肌で感じる昨今、ハイボールがことのほか美味しい。
ハイボールというカクテルは広義ではあらゆる酒をソフトドリンクで割ったものらしいが、一般的には蒸留酒をソーダやトニックウォーターなどの炭酸飲料で割ったものを指す。特に日本ではウイスキーをソーダで割ったものをハイボールと呼ぶことが一般的だ。語源に関しては諸説あるが、ゴルフ用語に由来するという説はよく聞く。
ウイスキーとソーダ、そして氷だけという、極めてシンプルなレシピがこのカクテルの特色でもある。しかしシンプルであるが故に、ちょっとした違いや作り方のコツが味を左右する。ではどのように作れば、美味しいハイボールになるのだろうか。
近頃サントリーとニッカがブロガー向けのイベントに力を入れているが、特にサントリーは旬であるハイボールのレクチャーを盛んにおこなっているようだ。山崎蒸溜所のオフィシャルブログには、「教えます!“すごいハイボール”のつくりかた」なんていう記事も載っている。この記事の中に、あまり一般的には知られていないかもと思われる記述があったので紹介しておこうと思う。要約すると、「アルコールと水(氷)が混ざると化学反応によって熱(希釈熱)が発生し、グラスの中の温度が上がってしまう。なのでその発熱を考慮に入れ、ソーダを加える前に氷でウイスキーをしっかりと冷やしてやることが大事なポイント。」なんだそうな。美味しいカクテルを作るためには、どうやら化学の知識までも必要とするらしい。
ウイスキーの種類によってもハイボールの性格は変わってくる。いろいろな意味で両極端なのが、スコッチとバーボンだ。スコッチウイスキーの繊細な風味は炭酸にかき消されてしまうケースも多い。スコッチのハイボールは、ベースの選択によっては美味しくも不味くもなる奥の深いカクテルだ。経験的に言うと、風味が比較的ニュートラルで個性の突出していないスコッチが、ハイボールには合う。他方バーボンをベースにすれば、適当な銘柄で適当に作っても大体は美味しくできあがるから不思議だ。
ハイボールに限らず、スコッチでカクテルを作るのは難しい。知名度・人気ともに高いスコッチのハイボールではあるが、ウイスキーを主役と見た場合、ストレートの美味しさを超える味には決してならないと、私は思っている。スコッチというのは、気難しい酒なのだ。スコッチのハイボールは、スコッチとは別の飲み物だという位置づけを私自身はしている。
にもかかわらず、喉の渇きを癒したいときに、スコッチのハイボールに食指が動くことがままあることもまた事実だ。バーボンやその他の大味なウイスキーでは出せない、ドライで上品な味わいを楽しめるからである。
なお、美味しいハイボールを主観的に定義するなら、“濃くて、よく冷えている”ものだ。ウイスキーの分量は、できればダブルでいただきたい。ただし濃さについては、好みがあるだろうから一律に「ハイボールの美味しさ」を定義することは難しい。各々にあった濃さを見つけて欲しいと思う。
我が家でも、ハイボールとウイスキーサワーの季節がやってきました。(作るのは旦那さんですが)
でも自分の好みのスコッチはことごとく炭酸に合わないです。。サワー用にいくつかブレンデッドを買っておかなくちゃと思ってるところでした、で、バーボンが合うんですね。いいこと教えてもらいました!ありがとうございます。