エムズ・ウイスキー・ダイアリー アースアワーにディーンストンが参加
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earthhour2011.jpg今週の土曜日、3月26日(土)はアースアワー(Earth Hour)の日だ。アースアワーとは世界中の人々が、同じ日・同じ時刻に電気を消すなどのアクションを通じて、地球温暖化を止めたい!という思いを示す、国際的なイベントだ。それぞれの国の時刻で20:30から21:30までの1時間、電気製品や照明等のスイッチをオフにする。時差の関係から、南太平洋のチャタム諸島からスタートし、最後のサモアまで東から順に消灯が地球をぐるりと回ってくる。

このアースアワーは2007年3月、オーストラリアのシドニーで、 WWF(世界自然保護基金, World Wide Fund for Nature)の温暖化防止キャンペーンの一環として始まった。わが国でも昨年から取り組みが始まり、東京タワーや広島城で実施されている。昨年は、128の国や地域、4,616の都市や町からのべ13億人が参加したという。本家のオフィシャルサイトからでも参加表明は可能だが、WWFジャパンのサイトの方がわかりやすいだろう。個人での参加はもちろん可能だが、法人や自治体など団体でのエントリーも受け付けている。本家のサイトは英語表記だが、今回の東北地方太平洋沖地震の報道を受け「日本の皆さん、勇気を持って頑張って下さい」という日本語表記が、トップページに載せられている。

deanston.jpgウイスキーの蒸留所では、ディーンストンがアースアワーへの参加を表明している。ディーンストンはもともと、エコロジー志向の強い蒸留所として有名だ。電力を自給自足する唯一のスコットランドの蒸留所であるばかりでなく、化学肥料や農薬を使わないで栽培された有機栽培大麦のみを原料とした、いわゆるオーガニックウイスキーを造ったりしている。近くを流れるティス川の水は、仕込み水としてばかりでなく発電タービンの回転にも利用しているのだ。発電量は蒸留所が使うものしては充分すぎるほどの量で、余った電気は公共の送電線網に流して電力会社に買い取ってもらってるという。

WWFスコットランドの総責任者、リチャード・ディクソン博士はいう。「地球の温暖化対策は私たちの社会が直面している最も重要な課題の一つであり、アースアワーへの参加は温暖化解消へ取り組んでいることへの証しとなります。我が祖国スコットランドは、我らが愛し誇りとするスコッチウイスキーの支えも得て、アースアワーへのエントリーを表明します。」

今回の地震により東北や関東地方で深刻な電力不足が予想されることから、寒がりな私もなるべく暖房を控えるようにしている。しかし今は未曾有の国難であり、今こそ無駄は徹底的に省くべきときだ。節電のさらなる啓蒙のために、今週末のアースアワーの実施は実にいいタイミングだろう。

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【プロフィール】
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自己紹介:
 1990年頃、スコッチウイスキーの魅力に開眼、次第に傾斜を深めていく。1998年、ウェブサイト「M's Bar」を開設、書き溜めていたシングルモルトのテイスティングノートを公開。2005年、ウイスキー専門誌「THE Whisky World」の発足メンバーに。現在は、試飲のできるリカーショップ「M's Tasting Room」の運営に携わり、ウイスキー関連のイベントでは講師やアドバイザーなども務める。著書に『うまいウイスキーの科学』(ソフトバンククリエイティブ)など。
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