エムズ・ウイスキー・ダイアリー フーリッシュ・ウイスキーニュース
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今年のエイプリルフールも終わったが、目についたフーリッシュなウイスキーニュースをいくつか紹介しよう。

Bruichladdich is to open Portnahaven Islay Distillery
e3714012.jpgまずはIslayBlog.comから。「キルホーマンの創業によってアイラ島で(スコットランドでも)もっとも西に位置する蒸留所はブルイックラディではなくなってしまった。この度その座を奪回すべく、キルホーマンのあるロックサイド農場よりさらに西に位置するポートナヘヴンに新蒸留所を建造する・・・。」といった記事だ。「立地場所は海岸に面したショア・ストリート沿いで、大変小規模なマイクロディスティラリーとして操業される予定。」といった、もっともらしいことが書かれている。マネージングディレクターのマーク・レイニア氏とプロダクションディレクターのジム・マッキューワン氏のコメントも添えられている。ただ、現在はスコットランド最西端の蒸留所はルイス島のアビン・ジャラクなので(IslayBlog.comの管理人アーミン・グルー氏は、恐らく知らなかったのだろう)、力作ではあるが残念ながら記事の面白さは半減している。
Gin Genie
この記事は、ブルイックラディのオフィシャルブログのエントリー。「私たちにはアイディアがある。それはアイラ・シングルモルト・ジンを造ること・・・。」といった内容。そんなジンをぜひ飲んでみたいと思うのは、きっと私だけではないだろう(笑)。
MANAGER'S CHOICE NEW RELEASES STUN WORLD OF WHISKY
malt_mill.jpgこれはセルジュ・ヴァレンティン氏のブログ、ウイスキーファン(Whiskyfun)のエントリーだ。エイプリルフール記事は3本立てと気合が入っているが、もっとも面白かったのがこれ。ディアジオ社がマネージャーズチョイスシリーズを新たに6種類発売するというのだが、そのラインナップがすごい。コレクターやマニアが狂喜しそうなものばかりだ。以下列挙すると、オホタトゥール1926年(Auchtertool, 1845-1927, Lowland)、クロックセリー1924年(Clockserrie, 1851-1926, Highland)、ロッホルーアン1919年(Lochruan, 1833-1925, Campbeltown)、ロッホ・ドゥ1929年(Loch Dhu, ????, Speyside)、モルト・ミル1909年(Malt Mill, 1908-1960, Islay)、パークモア1926年(Parkmore, 1894-1931, Speyside)。

この記事で面白かった箇所は二つある。一つはクロックセリー1924年のアルコール度数が38%しかなかった(スコッチウイスキーの法律で40%以上と定められている)ため、ディアジオ社はSWA(スコッチウイスキー協会)に掛け合い、40%に満たないという理由でスコッチと呼べないシングルモルトを「準シングルモルトスコッチウイスキー (Nearly Single Malt Scotch Whisky)」と呼び、新たな規定を作ることで合意を得たというもの。ただ、SWAのお墨付きがもらえても、まだ法案も通っていないのにという点ではちょっとリアリティに欠けるのだが。

もうひとつは、これらのウイスキーが超高額であるため、販売ではなくレンタルするという新商法(笑)。もちろん飲むことはできないが、短い期間だけでもウルトラレアなモルトのオーナー気分を味わえるというものだ。250,000ポンド(約3,600万円)の預かり保証金を支払うことで、6か月間だけ手元に置くことができる。保証金が買い取り額よりも高いのだから、ついつい飲んでしまったなんていう不埒な輩は現れないだろうということだ。ちなみに販売価格だが、パークモアが49,999ポンド(約719万円)、クロックセリーが120,000ポンド(約1,725万円)、モルト・ミルはなんと135,000ポンド(約1,940万円)だそうな。

ちなみにロッホ・ドゥ1929年だが、これだけは架空の蒸留所だ。このへんがウィットに富んでいていい。ロッホ・ドゥは、マノックモア蒸留所が造る真っ黒な炭漬けウイスキーのブランド名だ。ちょっと私の嗜好には合わないウイスキーなのだが、ヴァレンティン氏も同様のようである。

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相互リンクのお願いです URL 2010/04/05(Mon)06:22:45 編集
【プロフィール】
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MUNE
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性別:
男性
自己紹介:
 1990年頃、スコッチウイスキーの魅力に開眼、次第に傾斜を深めていく。1998年、ウェブサイト「M's Bar」を開設、書き溜めていたシングルモルトのテイスティングノートを公開。2005年、ウイスキー専門誌「THE Whisky World」の発足メンバーに。現在は、試飲のできるリカーショップ「M's Tasting Room」の運営に携わり、ウイスキー関連のイベントでは講師やアドバイザーなども務める。著書に『うまいウイスキーの科学』(ソフトバンククリエイティブ)など。
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